Javaキーワードの理解:整数リテラル
Javaプログラミング言語における「整数リテラル」とは、ソースコード内で直接記述された整数値のことを指します。整数リテラルは、プログラムが実行される際に、コンパイラによって直接数値として認識されます。Javaでは、整数リテラルを表現するために様々な数値表記法がサポートされており、それには2進数、8進数、10進数、16進数が含まれます。
整数リテラルの種類
2進数整数リテラル
- 表記法:
0b
または0B
で始まる。 - 例:
0b1010
(10進数で10)
8進数整数リテラル
- 表記法:
0
で始まる。 - 例:
012
(10進数で10)
10進数整数リテラル
- 表記法: 通常の数値表記(特別なプレフィックスはなし)。
- 例:
10
16進数整数リテラル
- 表記法:
0x
または0X
で始まる。 - 例:
0xA
(10進数で10)
Javaでの整数リテラルの使用例
public class IntegerLiteralsExample {
public static void main(String[] args) {
// 2進数整数リテラル
int binary = 0b1010; // 10進数で10
System.out.println("2進数整数リテラル: " + binary);
// 8進数整数リテラル
int octal = 012; // 10進数で10
System.out.println("8進数整数リテラル: " + octal);
// 10進数整数リテラル
int decimal = 10; // 10進数で10
System.out.println("10進数整数リテラル: " + decimal);
// 16進数整数リテラル
int hex = 0xA; // 10進数で10
System.out.println("16進数整数リテラル: " + hex);
}
}
このプログラムは、Javaにおける異なる整数リテラルの表記法を示しています。各リテラルは、それぞれ2進数、8進数、10進数、16進数の形式で記述されており、実行結果は全て10進数での値「10」を出力します。
まとめ
Javaにおける整数リテラルは、プログラム内で直接数値を記述するための便利な手段です。2進数、8進数、10進数、16進数の表記法を使用することで、異なる数値システムの数値を表現することができます。これらのリテラルは、特に低レベルのプログラミングやビット操作が必要な場面で役立ちます。上記の例を通じて、Javaでの整数リテラルの使用方法とその表記法について理解を深めることができました。
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